人間はみんな大嘘つき。
人間の成長過程で、「子どもが親に嘘をつく」と大人への階段を一歩のぼったとされるほど、人間は嘘をつく生物である。
これまでに1度も嘘をついたことがないという人がいたら、それこそが嘘であると言えるだろう。
嘘とは、わざと真実でないことを人に伝えることだが、子供が親に嘘をつく場合、親に否定されるのを恐れ、思わず自分の欲求とは反対のことを言ってたりしてしまう「反動形成」が動機とされる。
大人になってつく嘘の多くも、「自分の体裁を守る」ものが多い。その嘘により他者に被害が発生しなければある程度は許されるが、詐欺のように、他者に完全な不利益を与えた場合、犯罪となる。
また「ウソも方便」と言われるように、思いやりとしての嘘もあり、時に人間関係をスムーズにするツールとして有効だ。
このように、嘘には悪い影響ばかりがつきまとうわけではないが、騙される気分はやはり複雑であり、見抜けるものであれば、見抜きたいのが本音だろう。