パチンコ釘師

パチンコの勝敗に絶妙なバランスを生み出す釘師と呼ばれる仕事。この仕事、試験も資格も必要ない、ただ自分の腕だけで、いくつもの店を回って釘を叩く仕事である。

出る台、出ない台は、その腕一本にかかっていて、彼らはハンマーを片手に、100万を超える月収を得ていた。

閉店後の限られた時間で、次々とハンマーをふるい、調整を施していたというから、神業的である。

中、それも今では過去の話。デジタル台が主流となった、現在のパチンコ店では、店長あるいはマネージャークラスが釘をいじる店がほとんどになっている。

近年の台では、普段はへそ釘の開け閉めで調整されるのがほとんどですので、普段それ以外のクギを見る必要はあまりないでしょう。

それに、いまは台ごとの出る、出ないもホール全体の経営一緒に考える時代。フリーの釘師を雇うより内部の人間でやった方が利にかなってますよと店長は語ってくれた。